鼈煮(すっぽんに)の意味とは【和食の煮物 料理用語集】

鼈煮(すっぽんに)とは煮物の調理方法のひとつで、スッポンを油で炒める、または揚げてこってりと煮た料理のことです。【作り方と特徴】スッポンは、おろしたあと霜降りをして薄皮を丁寧にむき取ります。そして油で炒めたり、揚げたりしたものを酒、醤油、砂糖、みりんなどで煮つめて、仕上げに搾りしょうがを加えるのが特徴です。

煮抜き玉子(にぬきたまご)とは【和食の煮物 料理用語集】

煮抜き玉子とは、ゆで玉子の別名で、一般には「煮抜き」と書くことから、完全に火を通した状態をさす場合が多く、半熟玉子とは区別して使う言葉です。※完全に火が通っていない「ゆで玉子」を煮抜きという場合もありますので、必ずしも間違いという訳ではありませんが「半熟の煮抜き玉子」という表現は、あまりしませんので注意してください。

吸い地煮(すいじに)の意味とは【和食の煮物、料理用語集】

吸い地煮(すいじに)とは【吸い物だし】を使用して材料を煮たときの料理名で、色をつけたくない場合や青味野菜の煮物などに用います。また、椀物の具を煮る場合や、だしの旨味と香りを材料に含ませる目的で行うなど、うすめの味つけを施すときにもよく使う調理方法です。

鰹蓋(かつおぶた)の意味とは【和食の煮物 料理用語集】

鰹蓋(かつおぶた)とは、かつお節の旨味を加える場合に削りがつおをガーゼやキッチンペーパーに包んで材料にかぶせ、落とし蓋のようにして煮出す調理法で、たけのこや里芋を煮るときに多く使います。また、削りがつおをふんだんに使った煮物を「大名煮」といい、蓮芋(はすいも)や白ずいきなど、持ち味が淡白な食材で作ります。

南蛮煮(なんばんに)の語源、由来【和食の煮物 料理用語集】

南蛮煮(なんばんに)とは、主になる材料をねぎと一緒に煮た料理や唐辛子を使って辛みをつけた煮物のことです。また、材料を油で炒めたり、揚げたりしてから煮たものも「南蛮煮」といいます。南蛮(なんばん)とは、江戸時代に南蛮と呼ばれたオランダ、スペイン、ポルトガルなどから伝わった調理法を取り入れた料理につける総称で、ねぎ、唐辛子、油を使うのが特徴です。