「にら玉汁の作り方と吸い物の割合」
卵をやわらかくふんわりさせるコツ3つ
今回は、にら玉汁の作り方と卵をふんわり仕上げるコツをご紹介したいと思いますので、和食調理にお役立てください。
にら玉汁の作り方と卵をやわらかく仕上げるコツ
にら玉汁の吸い物
「だし汁と調味料の割合」
だし汁 | 600㏄ |
酒 | 大さじ 1 |
塩 | 小さじ 1/4 |
薄口醤油 | 大さじ 1/2 |
にら玉汁の作り方
【1】分量のだし汁と調味料を強火で煮立たせて、水洗いした「にら」を入れてください。
【2】このあと、強火のまま煮立たせて、水溶き片栗粉(くず粉)でとろみをつけてください。
【3】そして、再び煮立たせてから、卵を鍋全体に円を描くよう少しずつ加えて、器に盛りつけると「にら玉汁」の完成です。
■柚子を香りに加えると風味がよくなります。
にら玉汁の卵をやわらかく仕上げるコツ3つ
- とろみをつけてから卵を加える。
- 強火で煮立たせた中に卵を加える。
- 卵は溶きすぎず、一か所に入れない。
1.とろみをつけてから卵を加える。
吸い物にとろみをつけてから卵を加えないと、汁に卵が溶けて白くにごってしまい、ふんわりと仕上がりませんので、だし汁に濃度をつけてから卵を入れてください。
そうすると、煮汁に濃度があるため、卵が溶け出してにごることがなくなります。
2.強火で煮立たせた中に卵を加える。
卵の黄身が固まる温度(凝固温度)は65℃~70℃です。
そして、白身は80℃以上でないと完全に固まりませんので、卵が素早く固まるよう強火で煮立たせた中に加えてください。
3.卵は溶きすぎず、1か所に入れない。
卵を溶きすぎると、こしがなくなって、だし汁に流し入れたときに膨らまなくなります。
そして、1か所に入れると、卵がひと固まりになって「きのこ雲」のような形になりますので、溶きすぎず、鍋全体に回しかけるように加えてください。
そうすると、卵がふんわりとした「にら玉汁」に仕上がります。
今回の方法は唐揚げにかけるあんや、お味噌汁にとろみをつけて卵を加えるときなどにも応用ができますので参考にしてください。
【参考】
≫煮物レシピ関連記事(姉妹サイト)
カテゴリー【項目別一覧表】
まとめ記事一覧 | 食材の下処理方法 | 春の煮物関連 | |
人気記事一覧 | 煮物関連の用語集 | 夏の煮物関連 | |
魚介のレシピ | 煮魚の関連記事 | 秋の煮物関連 | |
野菜のレシピ | 椀物の関連記事 | 冬の煮物関連 | |
肉類のレシピ | 料理のコツと方法 | 正月、おせち | |
煮物調理と手順 | 調味料割合と配合 | 八方だし関連 |
今回は、にら玉汁の作り方をご紹介いたしました。
他のレシピにつきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。