おせち料理に役立つ
「味つけ数の子の作り方とコツ」
今回は、おせち料理には欠かせない味つけ数の子の作り方をご紹介したいと思いますので参考にしてください。
おせち料理に役立つ「味つけ数の子の作り方とコツ」
味つけ数の子の作り方とコツ
数の子は、薄皮を卵が折れないよう、丁寧にむいてから塩抜きしてください。
■ 下処理の詳しい内容につきましては≫「おせち料理に役立つ【数の子】の下ごしらえ方法、薄皮むきのコツと塩抜き手順」に掲載しております。
数の子を八方だしで味つけする
【1】味つけに使用するだし汁は、だし:薄口醤油:みりん=【8:1:1】の割合で合わせてください。
だし汁 | 8~12 |
薄口醤油 | 1 |
みりん | 1 |
数の子のだし汁(八方だし)の詳しい内容につきましては≫「だし汁とは!八方だしの作り方~味つけに困ったときの対処法」に掲載しておりますので参考にしてください。
次に「追い鰹」をしてから、いったん冷やしてください。
「浸け汁を、おいしくするコツ」
数の子を浸けるだし汁には「追い鰹」をして鰹節の旨味をくわえると、味にコクと深みが出ます。
「追い鰹」とは
料理に鰹節の旨味を加える手法のひとつで、①和食のだしを取るのと同じ要りょうで、煮立たせた「だし汁」にけずり節を入れて旨味を加える方法、または②鰹節を木綿袋やガーゼに包んで、材料に落としぶたをするように覆ったり、材料のわきに入れて煮出す方法です。
■②の方法は、たけのこ、里芋を煮るときに役立ちます。
【2】そして、下処理した数の子の水分をキッチンペーパーなどでしっかりと切ってから、冷やした「だし汁(八方だし)」に浸けてください。
【3】このあと、1日ていど味を含ませると「味つけ数の子」の完成です。
■器に盛りつけるときに、糸花がつおをのせると見栄えよく仕上がります。
数の子がおせち料理に使われる理由「子孫繁栄」
数の子はにしんの卵(卵巣)です。
そして、にしんは漢字で「鰊」や「鯡」と書きますが、おせち料理や祝い膳の場合は「二親⇒両親」に例えられます。
そして、たくさんの子がついていることから子宝に恵まれますようにという「子孫繁栄」の願いが込められ、「縁起物」としておせち料理で食べられています。
≫おせち料理の煮物関連
【関連】
おせち料理に込められた幸福になるための願いと理由につきましては≫「おせち料理の食材がもつ語源、意味、由来8つ」に掲載しております。
今回は数の子に味を含ませましたが、子持ち若芽(昆布)も同じ方法で作れますので参考にしてください。
【他の煮物レシピ】
【参考】
他のレシピ等につきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。