【みそ汁を美味しく作る方法とコツ】
簡単ですぐにできる3つのポイント
今回は、みそ汁を美味しくするための簡単なポイントを3つご紹介したいと思います。
昔から、みそ汁のコツは「煮えばな」と言われ、守ると良い方法やポイントをおさえると美味しく仕上がりますので参考にしてください。
みそ汁を美味しく作る方法
みそ汁を作るときのポイント3つ
- 湯ではなくだし汁を使う
- みそをだし汁によく煮溶かす
- みそを加えたあとは沸騰させない
この3つを意識すると、おかしな味になることが少なくなります。
あとは、みその種類や商品によって塩分の濃さが違いますので入れすぎに注意してください。
1.湯ではなくだし汁を使う
これは、みそ汁に限らず煮物全般に言えることですが、食材から旨味が出るとき以外はだし汁で味を補わないと、仕上がりが水っぽくなってしまいます。
そして、だし汁を使わず短時間で旨味が出て、しかも美味しく作れる食材の代表には貝類があります。
(例)はまぐり、あさり、しじみ等
このような食材は味の相乗効果で美味しくするためにだし昆布を少量加えた中で貝に火を通して、殻が開いたところでアクを取ってみそを煮溶かすと風味良く仕上がります。
【関連】
味の相乗効果の詳しい内容につきましては≫「料理を美味しくするために必要な味の4つの効果とは」に掲載しております。
2.みそをだし汁によく煮溶かす
こちらも基本的なことになりますが、分かっていても面倒でついつい、みそをそのままだし汁の中に入れてしまうことがあります。
そして、これは私事で恐縮ですが、バタバタと忙しいときのまかない料理などは面倒だからとみそを漉さずに作っていましたが、そんなときに限ってよく先輩に叱られた経験があります。
ですから、みそをだし汁に加えるときは専用の調理用具や目の粗いザルを1度通して煮溶かすようにしてください。
そうすると、みその塊がなくなり、失敗が少なくなります。
3.みそを加えたあとは沸騰させない
このだし汁を沸騰させないというのが、みそ汁を作るときに大変重要になります。
■ 本ページはじめの「みそ汁は煮えばな」という言葉はここからきています。
また、味つけをする際の調味料の順番に「さしすせそ」という言葉がよく使われますが、こちらも同じところからきています。
そして、みそは「そ」になりますから一番最後に加える調味料ということになり、これは風味を損なわないようにするためです。
【関連】
味つけのさしすせその詳しい内容につきましては≫「味つけの順番、さしすせそで調味料を入れる理由」に掲載しております。
みその使い方「みそ汁とみそ煮の違い」
みそ汁はだしに煮溶かしたみその味を味わう料理ですので、沸騰させずにみその風味をいかした使い方をしてください。
これとは別に、みそを使った料理に「みそ煮」がありますが、こちらはみそを使う目的が「みそ汁」とは違いますので扱い方がかわります。
そして、みそ煮のみそが持つ役割は食材の臭みを消して煮上げるというものですから、さばのみそ煮や牛すじ煮込みなど、生臭さが強い食材で、みそ以外にしょうがを加えて臭みを消します。
また、みそ煮は煮汁に入れてから長時間煮込みますので、ある程度、みその風味が飛んでしまいます。
ですから、煮汁の温度が上昇しても、みそ汁のように神経質にならなくても大丈夫です。
「みそ煮の簡単なコツ」
みそ煮を作る場合、最後に酢を数滴落として煮上げると仕上がりがさっぱりとした味になります。
【参考】
今回は非常に基本的なことですが、みそ汁のポイントをご紹介いたしました。
他のレシピにつきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますので、お役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。