鴨の治部煮(じぶに)の作り方【治部煮の語源、由来とは】

 
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鴨の治部煮(じぶに)の作り方

今回は鴨肉をスライスしたあとに、うすく粉をまぶしてさっと煮る「治部煮」をご紹介したいと思いますので煮物作りにお役立てください。

また、治部煮の語源につきましては記事下部に掲載しておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

鴨肉を使った煮物レシピ

鴨の治部煮(じぶに)の作り方

「煮汁の割合」

だし
濃口醤油
0.5
みりん 0.5

■ この分量を同じお玉で順番に杯数をかぞえながら鍋に入れてください。

※ そして、煮汁に甘味を加える場合は、お玉の1/4を目安にして砂糖を入れてください。

「作り方手順」

【1】最初に、鴨肉を3㎜の厚さに切り分けて片栗粉をうすくまぶし、煮汁をひと煮立ちさせてください。

【2】次に、鴨肉が重ならないよう鍋に入れてください。

鴨のじぶ煮の作り方手順

【3】そして、アクを取りながら「じぶじぶ」と約2分間煮てください。

「注意点」

■ 鴨を重ねて煮汁に入れると、表面にまぶした片栗粉で肉どうしがくっつきますので注意してください。

そして、大根や里芋などを一緒に煮る場合は、味がうすい煮汁でやわらかく下煮してから加えてください。

【4】このあと、火をとめて常温で冷ましながら味をなじませてください。

【5】盛りつけるときに再度あたため、青味野菜、溶きがらし、またはゆずの細切り(針ゆず)などを添えると完成です。

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治部煮(じぶに)とは

鶏肉や鴨肉に片栗粉、そば粉、小麦粉などをまぶして、生麩や野菜とともに濃いめの煮汁で煮る料理のことで、石川県金沢市の代表的な郷土料理です。

治部煮の語源、由来

治部煮の由来には「じぶじぶと煮える」という説や、兵糧奉行の岡崎治部右衛門の名からつけられたという説などがあり、長野県渋温泉の郷土料理ともいわれています。

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【参考】

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