この記事の内容を
鶏の治部煮(じぶに)の作り方
今回は鶏肉にくず粉や片栗粉をうすくまぶしてさっと煮る治部煮をご紹介したいと思います。
■ 治部煮の語源につきましては、記事下部に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。
鶏の治部煮(じぶに)の作り方
煮汁の割合
だし | 12 |
酒 | 1 |
みりん | 1 |
うす口醤油 | 1 |
■ この分量を同じお玉で順番に鍋に入れてください。
※ そして、甘味を加える場合は砂糖を少量入れ、色濃く煮るときは濃口醤油を使ってください。
下処理の工程
【1】最初に、鶏肉を厚さ1㎝の食べやすい大きさに切り分けてください。
【2】次に、砕いてふるいにかけたくず粉、または片栗粉を肉の表面にうすくまぶしつけてください。
煮る工程
【3】分量の煮汁をひと煮立ちさせて、粉をまぶしつけた鶏肉を鍋に入れてください。
そして、アクを取りながら「じぶじぶ」と約5分間煮てください。
■ 大根、かぶ、里芋などを加える場合は火を通したものを鶏肉と一緒に入れてください。
※ 野菜類は、うす味の煮汁で煮てから鍋に加えると、一層美味しく仕上がります。
仕上げの工程
【4】このあと、煮汁に浸した状態で、常温まで冷ましながら味をなじませてください。
【5】最後に、他の野菜やゆずの細切り(針ゆず)などをあしらうと完成です。
【関連】
■ 八方だしの詳しい内容につきましては≫「だし汁とは!八方だしの簡単な作り方とコツ」に掲載しております。
治部煮(じぶに)とは
鶏肉や鴨肉に片栗粉、そば粉、小麦粉などをまぶして、生麩や野菜とともに濃いめの煮汁で煮る料理のことで、石川県金沢市の代表的な郷土料理です。
治部煮の語源、由来
治部煮の由来には「じぶじぶと煮える」という説や、兵糧奉行の岡崎治部右衛門の名からつけられたという説などがあり、長野県渋温泉の郷土料理ともいわれています。
他の煮物用語や料理の語源につきましては≫「煮物の語源、意味、由来一覧」に掲載しております。
【参考】
他の割合につきましては≫「和食の調味料割合と配合一覧」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。