鶏の煮物レシピ・鶏肉の手羽元を柔らかく仕上げる蒸し煮の作り方と簡単煮汁割合

 
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鶏の手羽元【蒸し煮込み】

今回は鶏の骨付き肉を蒸して柔らかく煮る方法をご紹介したいと思います。

本レシピは鶏肉を煮汁に入れて蒸すだけで、簡単に箸でほぐれる柔らかさに仕上がりますので煮物作りにお役立てください。

また、この鶏肉の盛りつけ方法を変化させると「小鍋仕立て」や「洋皿」などにも使えますので参考にされてはいかがでしょうか。

骨付き鶏を柔らかく煮上げる方法【手羽元肉の蒸し煮の作り方と煮汁割合】

蒸し煮の加熱時間は90分ですが、圧力鍋で煮ると約20分に時間短縮できます。

だしと調味料の割合

だし 750㏄(15)
 50㏄ (1)
みりん  50㏄ (1)
うす口醤油  50㏄ (1)

■( )内の数字は比率です。

惣菜や御飯のおかずには味が少し物足りないと思いますので、その場合は「だし」の分量を減らすと簡単に調節できます。

鶏肉の下処理工程

【1】最初に、鶏の骨付き肉を湯に通して霜降りし、冷水に落として竹串などで血や汚れを落としてください。

煮汁を入れる工程

【2】次に、鶏肉を並べたステンレス製の深型バットに柔らかく煮上げるための大根と臭み消しの土しょうがを加えてください。

骨付き鶏の蒸し煮の作り方手順,手羽元,大根,しょうが

そして、ひと煮立ちさせた煮汁を材料の高さの少し上までそそぎ入れてください。

骨つき鶏の蒸し煮の作り方,煮汁を入れる工程

■ ステンレス製のバットが無い場合は、柄のついていない鍋でも大丈夫です。

このとき、煮汁の温度を上げておかないと加熱時間が長くなりますので、煮立てた汁をそそいでください。

蓋をかぶせる工程

ステンレス製バットの付属品の蓋、またはアルミホイルをかぶせて、蒸しているときの水滴が中に入らないようにしてください。

骨付き鶏の蒸し煮の作り方手順,アルミホイルの蓋をかぶせる工程

蒸し煮の工程

【3】蒸気のあがった蒸し器にバットを入れて、中火で90分間加熱したあと、蓋をかぶせた状態のまま、常温まで自然に冷ますと完成です。

骨つき鶏の蒸し煮の作り方,完成写真

霜降りをせずに加熱すると、蓋を取った段階でたくさんのアクが煮汁に広がり、肉の臭みも出ますので、少し手間はかかりますが「霜降り」をしてから蒸してください。

蒸し上がった鶏肉の状態

常温まで冷ました鶏肉は味が材料の中まで染み込み、箸で簡単にほぐれる柔らかさに蒸し上がっています。

骨つき鶏の蒸し煮の作り方,やわらかく煮る方法

■ 今回は手羽元肉をつかいましたが、手羽先を使用しても同様の工程で調理が行え、鶏肉と大根の味は少し濃いめの「おでん」程度に仕上がります。

また、骨付き肉を使うと原価率も抑えられますので、煮物作りの参考にされてはいかがでしょうか。

【盛りつけ例】

骨つき鶏の蒸し煮の作り方手順,煮物の献立と盛りつけ

■ 大根と土しょうがも一緒に盛りつけられます。

【他の使用例】

小鍋仕立て「紙鍋」

骨つき鶏の蒸し煮を使った鍋仕立ての作り方,紙鍋の献立

■ 写真は三つ葉とくず切りを使用しておりますが、火の通りが早い材料で、鍋物に使える食材から好みのものをあしらいに添えてください。

(例)

きのこ類、水菜、生ふ、豆腐など

料理用語の「あしらい」とは

かわり鉢「洋皿」

骨つき鶏の蒸し煮の盛りつけ,洋皿,かわり鉢

こちらは、蒸して裏ごしたじゃが芋を煮汁に加えて濃度をつけたソースを敷いております。

【重要】:蒸し器の蓋を開けるさいは「高温の蒸気」が一気に吹き出ますので、ヤケドをしないように十分注意してください。

【関連】

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今回は骨付き鶏の蒸し煮をご紹介いたしました。

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次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。