穂垂れ煮染め(ほだれにしめ)
和食の煮物、料理用語集
穂垂れ煮染め(ほだれにしめ)とは
鹿児島県の郷土料理で、九州地方には「穂垂れひき(穂垂れ吹き、または穂垂れ節句)」という、小正月の年越しにあたる1月14日を祝う行事があります。
これは、穂が長く垂れるように豊穣(ほうじょう)を願って行われる農家の祭りで、このときに作られる煮物料理が「穂垂れ煮染め」です。
調理方法
■ 材料には大根、人参、青菜、椎茸、じゃが芋等の野菜類と共に揚げ豆腐、塩魚などを使い、包丁をできるだけ入れずに穂のような長いままの状態で調理して、味噌と砂糖で味をととのえて煮込んだあと、大きな丼に盛りつけます。
【関連】
煮染め(にしめ)とは、煮物料理のひとつで、野菜や乾物類の形をくずさないよう時間をかけて煮る手法のことです。そして、煮しめは一度に炊き上げてしまわず「煮ては冷ます」を繰り返して、材料にしっかりと煮汁を染み込ませるということから、この名がついています。
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