うすい豆(えんどう)の下ゆで方法
今回は、うすい豆の皮にしわがよらないようにゆでる方法とコツを3つご紹介したいと思いますので、豆ごはんの飾りつけや鮮やかな緑色に仕上げる「ひすい煮」の参考にされてはいかがでしょうか。
うすい豆の皮にしわをよせないゆで方【3つのコツ】
うすい豆(グリーンピース)の下処理方法
「3つのコツ」
- 塩もみで皮に傷をつける
- 落とし蓋をしてからゆでる
- 湯の温度をゆっくりと下げる
1、塩もみで皮に傷をつける
豆をゆでるときは、さやから取り出して塩と一緒にすり鉢、またはボールに入れてください。
そして、手のひらで円を描くように転がしたり、豆をもむように塩をまぶしながら皮に傷をつけてください。
■ 皮に傷をつけると豆との間に湯が入って早くゆでられ、それと同時に中が真空状態にならない為、しわがよりにくくなります。
2、落し蓋をしてからゆでる
豆を塩もみしたあとに熱湯でやわらかくゆでますが、このときに落とし蓋をしないと豆が空気にふれて皮にしわがよる原因になります。
したがいまして、ゆでるときは落とし蓋をかぶせて、豆が湯から顔をださないようにしてください。
短時間で柔らかくゆでる場合
繊維がかたい青味野菜や山菜などのアクが強い食材は、下ゆでに重曹(炭酸水素ナトリウム)を入れる方法があり、うすい豆の場合も少量を加えると早くゆでられます。
■ この方法は冬瓜(とうがん)や蕗(ふき)をゆでる場合にも使えます。
【関連】
3、湯の温度をゆっくりと下げる【重要】
ゆでた豆をさますときは、冷水で温度を下げずに鍋ごとシンク(流し台)の中に置いてください。
そして、水道の蛇口を細くしぼった状態で落とし蓋の上から水を少しずつ流し入れ、ゆっくりとさらしながら徐々に温度を下げてください。
※ 写真は中が見えるように落とし蓋をはずしておりますが、温度が下がるまでは取らないでください。
また、鍋を火からはずしたときにしわがよる豆がでてきますが、温度が下がると徐々にふくらんできますので、あわてて取ろうとせずにそのままさらしてください。
【うすい豆の関連】
ひすい煮とは、豆をひすい色に煮ることから名がついています。
他の煮物用語につきましては≫「煮物の語源、意味、由来一覧」に掲載しております。
≫たれ、煮汁割合50音一覧
【参考】
今回は、うすい豆のゆで方とコツをご紹介いたしました。
他のレシピにつきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますので、お役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。