里芋の下処理方法
今回は、芋の皮があらかじめむいてある【洗い子芋】の下ゆで手順をご紹介したいと思いますので、煮物作りの参考にされてはいかがでしょうか。
食材の下処理方法、洗い子芋の下ゆで【基本手順】
とぎ汁でゆでる工程
【1】最初に、洗い子芋を水洗いして、鍋に入れてください。
そして、米のとぎ汁を加えて「水」から火にかけてください。
とぎ汁がない場合は、水に生米を少量入れる、または米ぬかを加えてください。
■ とぎ汁や米ぬかには、子芋から出たアクを包み込んで、ふたたび芋にもどるのを防ぐ役割があります。
【2】次に、沸騰させない程度の火加減(90~95℃)を保ちながら、細い串がスッと通るやわらかさ(80~90%程度)までゆでてください。
※ この段階で火を100%通してしまうと、煮たときにくずれやすくなりますので気をつけてください。
真水でゆでる工程
【3】火を通した芋を、きれいな水でもう一度ゆでてください。
■ この工程は、とぎ汁や米ぬかのにおいを取りのぞく目的で行い、芋を熱湯に通す方法や蒸し器で温める場合もあります。
※ 里芋はデンプン質が多いため、ごぼうや大根のように冷たい水にさらすよりも熱を加えたほうが、しっかりとにおいが取れます。
水分を飛ばす工程
【4】真水でゆでてにおいを取った芋をざるに上げ、熱を利用して余分な水気を飛ばすと下ゆでが完了します。
この段階で水分を飛ばしておくと煮汁が入りやすくなります。
■ そして、このあと煮汁で味を含ませてください。
【関連】
今回は子芋の下ゆで手順をご紹介いたしました。
他の下処理につきましては≫「食材の下処理方法一覧」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。