利久煮(りきゅうに)の意味
和食の煮物、料理用語集
利久煮(りきゅうに)とは
胡麻(ごま)を使った煮物につける名称です。
利久の名の語源
安土桃山時代の茶人である「千利休(せんのりきゅう)1522~1591」が料理に胡麻をよく用いたことからつけられたとされ、休の字を忌み嫌って「久」が当てられています。
煮物の他にも利久揚げ、利久焼き、利久あんなどがあり、櫛(くし)をかたどって半月切りよりも幅を狭くした切り方を「利久切り、または利久形」といいます。
また、胡麻を使った料理を南部(なんぶ)という場合もあり、こちらは南部せんべいで知られる南部地方(南部氏の旧領地である岩手県と青森県にまたがる地域)が胡麻の産地であることから名がつけられています。
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