鶏そぼろを作るコツ
今回は鶏そぼろをパラパラにする方法と、和食ならではの調理法をご紹介したいと思います。
■ 鶏そぼろを作るときには泡立て器を使うことも多いのですが、泡立て器の中心にミンチが入り込んでなかなかうまくいかないという経験をされた方がおられるのではないでしょうか?
このような場合にしている和食調理ではごく普通の方法で、新しく道具を買いそろえる必要もありませんので、そぼろを使った料理を作るときの参考にされてはいかがでしょうか。
鶏そぼろをパラパラにする方法とコツ!
泡立て器を使う場合と使わない方法
「泡立て器を使う場合」
■ そぼろの量が少ないとき
鶏のそぼろを作る場合に泡立て器を使うと手早く簡単にできるのは事実ですが、この道具は使ったほうが便利なときと、そうでない場合があります。
そして、鍋の中であまりにも激しく力を入れて動かすと、長い年月をかけて若干やわらかいほうの金属は固いほうに負けてしまうこともあります。
ある程度は仕方がありませんので、泡立て器を使う場合は鶏ミンチの量が少なくて短時間で作れるときがよいと思います。
このようなときは手早く簡単にそぼろが作れますので大変便利ではあります。
しかし、ある程度の量を一度にそぼろ状にする場合、泡立て器の中心にミンチが入り込んでうまくいかず、そのミンチを取ることに大変手間がかかり、時間に追われながら料理をしているときは非常に困ることがあります。
泡立て器を使わない方法、昔ながらの万能調理器具「箸!」
「泡立て器を使わない方法」
■ そぼろの量が多いとき
泡立て器ではうまくいかない場合は鍋にミンチを入れてから数本の箸を束ねて持ち、箸先が少し広がるようにしてかき混ぜると、そぼろが固まらずに作れて失敗しなくなります。
そして、この箸を使う方法は他のそぼろを作る場合や、炒り玉子でも同じようにできて金属どうしがこすれることがなく、昔ながらのよい方法ですので、私はこちらをおすすめしたいと思います。
■ 箸の場合は少し時間がかかってしまい、あまりにも量が多いと手が痛くなったり、指がつりそうになりますので気をつけてください。
ちなみに、蕎麦やうどんに入っている衣がきれいについた天ぷらも、昔は揚げ網がありませんでしたから、今でも箸で食材を転がし、油の中で巻くようにして1つずつ衣をつけながら揚げることも多いです。
今回は鶏のそぼろを作る方法とコツをご紹介いたしましたが、どちらが正解というのはありませんので、そのときの状況に合わせてうまく使い分けをするようにしてください。
そして、手間をかけられるのであれば、たっぷりの熱湯で一度下ゆでをして、食材をほぐしてから箸で作るとパラパラとしたきれいなそぼろに仕上がります。
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【参考】
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