里芋の下ゆで方法
今回は里芋を下ゆでするときに、とぎ汁がない場合の方法をご紹介したいと思いますので参考にしてください。
里芋の下ごしらえ方法
米のとぎ汁が無いときのゆで方
下ゆでにとぎ汁を使うのは、米を洗った水に含まれるデンプン質が必要ですので、ない場合は生米や米ぬかを入れると同じ効果が得られます。
■ 生米でゆでる場合は少量を芋と一緒に入れ、こげつかないよう注意してください。
里芋の基本的な下ゆで方法
【1】里芋には泥や土がたくさんついていることが多いですから、しっかりと水洗いしてください。
【2】次に、包丁で里芋の皮をむいてください。
注:皮を丸のままむくと、芋がぬめりでツルツルとすべって危ないですから注意してください。
■ この場合、先に上下を少し切り落として、その部分を指で挟むように持ってください。
そうすると、芋に力が加わりますのですべりにくく、皮がむきやすくなります。
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【3】このあと、残った汚れを洗い流して、とぎ汁のはいった鍋に入れてください。
※ とぎ汁がないときは、ここで生米や米ぬかを入れてください。
■ 芋をとぎ汁のはいった鍋に入れる理由は、傷をつけないようにするためです。
【4】そして、ひと煮立ちさせたあと、アクを取りながら吹きこぼれないよう、中火の弱火程度でやわらかくなるまでゆでてください。
■ このときに強火でゆでると、芋が湯の中でおどってしまい、ひびや亀裂がはいって煮くずれる原因になりますので、表面がポコポコと沸いている状態でゆでてください。
火の通り具合の目安
目安は、細い竹串が力を入れずにスッと通るやわらかさです。
【5】そして、やわらかくなったあと、とぎ汁臭さを取るために熱湯で短時間ゆでると「里芋の下ゆで」が完了です。
■ このあと、煮汁で煮てください。
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下ゆでのコツ
里芋を再度ゆでる理由
芋をゆでてから水に入れると、やわらかくなったデンプン質が、もとにもどってかたくなりますので、ゆでたあとは熱湯でとぎ汁臭さを取ってください。
そして、芋がくずれないよう水分を飛ばしてから煮ると、味の染み込みがよくなります。
※ とぎ汁で同じようにゆでる大根の場合は、デンプン質が材料にもどりませんので、水でさらしても大丈夫です。
里芋をとぎ汁で下ゆでする理由
芋をとぎ汁でゆでる理由は、材料から出たアクを包み込んで食材にもどるのを防ぐためです。
また、大根やごぼうをゆでる場合も同じ効果が得られますので、とぎ汁を使ってください。
※ ごぼうをゆでる場合は、酢を少量加えた水でもアク抜きができます。
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【参考】
今回は、里芋の下ゆで方法をご紹介いたしました。
他の下処理につきましては≫「食材の下ごしらえ一覧」に掲載しておりますので、お役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。