鶏の手羽元【蒸し煮込み】
今回は鶏の骨付き肉を蒸して柔らかく煮る方法をご紹介したいと思います。
本レシピは鶏肉を煮汁に入れて蒸すだけで、簡単に箸でほぐれる柔らかさに仕上がりますので煮物作りにお役立てください。
また、この鶏肉の盛りつけ方法を変化させると「小鍋仕立て」や「洋皿」などにも使えますので参考にされてはいかがでしょうか。
骨付き鶏を柔らかく煮上げる方法【手羽元肉の蒸し煮の作り方と煮汁割合】
だしと調味料の割合
だし | 750㏄(15) |
酒 | 50㏄ (1) |
みりん | 50㏄ (1) |
うす口醤油 | 50㏄ (1) |
■( )内の数字は比率です。
鶏肉の下処理工程
【1】最初に、鶏の骨付き肉を湯に通して霜降りし、冷水に落として竹串などで血や汚れを落としてください。
煮汁を入れる工程
【2】次に、鶏肉を並べたステンレス製の深型バットに柔らかく煮上げるための大根と臭み消しの土しょうがを加えてください。
そして、ひと煮立ちさせた煮汁を材料の高さの少し上までそそぎ入れてください。
■ ステンレス製のバットが無い場合は、柄のついていない鍋でも大丈夫です。
蓋をかぶせる工程
ステンレス製バットの付属品の蓋、またはアルミホイルをかぶせて、蒸しているときの水滴が中に入らないようにしてください。
蒸し煮の工程
【3】蒸気のあがった蒸し器にバットを入れて、中火で90分間加熱したあと、蓋をかぶせた状態のまま、常温まで自然に冷ますと完成です。
蒸し上がった鶏肉の状態
常温まで冷ました鶏肉は味が材料の中まで染み込み、箸で簡単にほぐれる柔らかさに蒸し上がっています。
■ 今回は手羽元肉をつかいましたが、手羽先を使用しても同様の工程で調理が行え、鶏肉と大根の味は少し濃いめの「おでん」程度に仕上がります。
また、骨付き肉を使うと原価率も抑えられますので、煮物作りの参考にされてはいかがでしょうか。
■ 大根と土しょうがも一緒に盛りつけられます。
小鍋仕立て「紙鍋」
■ 写真は三つ葉とくず切りを使用しておりますが、火の通りが早い材料で、鍋物に使える食材から好みのものをあしらいに添えてください。
(例)
きのこ類、水菜、生ふ、豆腐など
かわり鉢「洋皿」
こちらは、蒸して裏ごしたじゃが芋を煮汁に加えて濃度をつけたソースを敷いております。
【関連】
今回は骨付き鶏の蒸し煮をご紹介いたしました。
他のレシピにつきましては≫「煮物レシピの関連一覧」にも掲載しておりますので、お役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。